再生エネは3年後「世界第2のエネルギー」に:IEA予測
日本の電力供給の事情はもはや原子力発電の今後の展開を誰しもが容認できない ところまで来ており、安全なエネルギーへの政策の転換は避けられない はずだ。
原子力は安全だと云い続けて数十年、それは国民の多くを思考停止に陥れるまで 続いたのだ。
福島の事故が起きてしまってから
日本のような島国では洋上風力の発電も有望だし、地殻変動のエネルギーが強い 土地であることは地熱発電なども十分に開発に値すると思う。これは理 屈の部分。
ただし、理屈と実際は違う。
特に経済的な再生を最重要とみる人たちは既存のエネルギー政策からの転換を良 しとしない。
それは経済の発展を妨げるというのだ。
それが真実ならば、新しいエネルギーへの転換が長期的経済効果を生まないとい う明確な理由があるのだろうと思うが、個人的な観点でいえば、今の所 納得で きる情報はない。
ともかく闇雲に今まで進めてきた構造をこれからも機能させようとしているかの ようだ。
しかもそれがつまるところ誰のためなのかも明らかにはできない様子だ。
かつて社会にモノの価値という概念が形成されたとき、その価値の拠り所となっ たのは、地面や山を掘って手に入れた銀や金といった鉱物であった。
初期の経済活動がこうした鉱物の価値に依存したのは、鉱物を国家や一部の特権 階級が独占していたからである。
その原資である金がアメリカの西部に行けば誰にでも手に入るとわかったから ゴールドラッシュが起きたのだ。
金でないものから金を生み出す錬金術もこの世の栄華を得るための科学としてか つては真剣に研究された。
つまりそれほどに価値があったのだ。
そしてそれは今なお形式的には残っており、昔ながらの通貨の流通形態としては 変わっていない。
ただし現在の通貨は価値の基準としては機能しているが、前述のような鉱物との 交換はできなくなっている。
さらに通貨の価値を背景にして仮想的な通貨・電子マネーが経済活動の中で機能 している現実をみれば、鉱物に価値の拠り所として頼っていた時代はと うに遠 い過去になったことがわかる。
エネルギーの世界も地面や山を掘って手に入れたガスや石炭やウラニウムといっ た化石や鉱物資源に依存している構造だ。
化石にも鉱物にも限りがあるし、これを我々の生きている時代であっさり使い きっていいという話は絶対にない。
地球の環境保護を考える時代にあって、未だに化石や鉱物に依存しているなど気 づいてみれば不思議なアンマッチではないか。
そろそろ頭を切り替えていくべき時代ではないかと思う。
いや、すでに世界は切り替わっているのだ。
我々日本だけがこの点ではまたもやガラパゴス状態になっているということに気 付くべきだ。
http://wired.jp/2013/07/01/renewables-second-global/
再生可能エネルギーの台頭を喜ばしく思う。日本の電力供給の事情はもはや原子力発電の今後の展開を誰しもが容認できない ところまで来ており、安全なエネルギーへの政策の転換は避けられない はずだ。
原子力は安全だと云い続けて数十年、それは国民の多くを思考停止に陥れるまで 続いたのだ。
福島の事故が起きてしまってから
日本のような島国では洋上風力の発電も有望だし、地殻変動のエネルギーが強い 土地であることは地熱発電なども十分に開発に値すると思う。これは理 屈の部分。
ただし、理屈と実際は違う。
特に経済的な再生を最重要とみる人たちは既存のエネルギー政策からの転換を良 しとしない。
それは経済の発展を妨げるというのだ。
それが真実ならば、新しいエネルギーへの転換が長期的経済効果を生まないとい う明確な理由があるのだろうと思うが、個人的な観点でいえば、今の所 納得で きる情報はない。
ともかく闇雲に今まで進めてきた構造をこれからも機能させようとしているかの ようだ。
しかもそれがつまるところ誰のためなのかも明らかにはできない様子だ。
かつて社会にモノの価値という概念が形成されたとき、その価値の拠り所となっ たのは、地面や山を掘って手に入れた銀や金といった鉱物であった。
初期の経済活動がこうした鉱物の価値に依存したのは、鉱物を国家や一部の特権 階級が独占していたからである。
その原資である金がアメリカの西部に行けば誰にでも手に入るとわかったから ゴールドラッシュが起きたのだ。
金でないものから金を生み出す錬金術もこの世の栄華を得るための科学としてか つては真剣に研究された。
つまりそれほどに価値があったのだ。
そしてそれは今なお形式的には残っており、昔ながらの通貨の流通形態としては 変わっていない。
ただし現在の通貨は価値の基準としては機能しているが、前述のような鉱物との 交換はできなくなっている。
さらに通貨の価値を背景にして仮想的な通貨・電子マネーが経済活動の中で機能 している現実をみれば、鉱物に価値の拠り所として頼っていた時代はと うに遠 い過去になったことがわかる。
エネルギーの世界も地面や山を掘って手に入れたガスや石炭やウラニウムといっ た化石や鉱物資源に依存している構造だ。
化石にも鉱物にも限りがあるし、これを我々の生きている時代であっさり使い きっていいという話は絶対にない。
地球の環境保護を考える時代にあって、未だに化石や鉱物に依存しているなど気 づいてみれば不思議なアンマッチではないか。
そろそろ頭を切り替えていくべき時代ではないかと思う。
いや、すでに世界は切り替わっているのだ。
我々日本だけがこの点ではまたもやガラパゴス状態になっているということに気 付くべきだ。