立命館宇治が中高生1600人に楽天のkobo Touchを配布、全校生徒対象は国内初
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130215/456523/ @nikkeibpITpro さんから
Kobo Touchは電子書籍リーダーなので、確かに読書用途に限られる。
ネットやゲームといった本来の目的と違った使い方をされるリスクは少ないけれど、やはりマンガばかり読んだりするものも中にはいるだろう。
昔、授業中に内職(別の教科の勉強をしたりすること)したりするとき教科書を 机に立てて隠れてコソコソというのがよくあったけれども、タブレット にいろ いろな書籍が入っていても外からはわからないから、何を読むか、どう使うか、 それは個人の自覚にかかっているということになる。
まずはハイテクな試みという以前に子供たちが早くも自主性を試されていると感じがする。
でも、そうこうするうちにインターネットを使った教材やあるいは授業などが出てくるにつれ、遅かれ早かれタブレット端末を全校生徒に配布し、教材として活用するケースも出てくると思う。
昨今新しい取り組みに意欲的な京都の有名私立・立命館の附属校である立命館宇治のことなので、まずは話題性といった感じもなくはない。
でも、その先に見据えるものはやはり確実にあるとみる。
機械オンチとか情報アレルギーとかいう人にはいまだによく遭遇するけれども、 今は確実にそうしたスキルが社会に出る必須条件となっている時代だ。
いざ就活を始める段になってPCやスマートフォンやタブレットを始めるなんていうことでは話にならない。
できるだけ早いうちから情報技術には親しんでおくことが教育の常識となれば、生徒が持つべきものは電子書籍リーダーだけではないことは明白だ。
この立命館宇治の話はこれから数年の変化を予測するのに充分なものがある。
しかしこの件が波及するのはIT立国なって華々しい未来だけではない。
ITの現場も大きく変わることだろう。
子供の頃からコンピュータに親しむ人たちが世に溢れ出せば、この業界の専門性はどこに存在するのだろう。
ちょっと難しいことをいえば顧客をうまく黙らせることもできたエンジニアが幅を利かせることはできるだろうか。
ややこしいロジックを考えることが誰にでもできて、分かりやすくパフォーマンスの足を引っ張らないコードを誰でも書けるとしたら、我々は今までのように仕事ができるだろうか。
特にビジネスロジックの多くの部分はこの業界の仕事からは消えていく流れになると思う。
それとともにIT技術者の必須スキルはより専門性を持ったものに変化していくはずで、これは既にある2つの極に収斂していくと思う。
まず、OSやハードウェアに近い部分、開発ツール、あるいはシステムの運用管理などのテクニカルな世界がひとつ。
このような世界は専門的な知識がなければ携わるのは難しい。実は文系出身の私としてはこの世界の話題についていくのに苦心する。下地が乏しいから だ。
そして、うってかわってシステムの立案や計画、コンサルティングなどの世界。
基本となるのはITの技術で、それを元にしているけれども、企業、社会、あるいは政治、経済の動向など、様々な要因を分析し判断する力がいる。こ のスキル も一朝一夕には身に付かないものだ。
おそらくこの両極にじわじわと分化していくのではないだろうか。
今いる場所がどうなのかはそれぞれ違うけれども、何年かあとに自分はこれ!と思える道を見つけておくと、比較的安心して暮らせるかもしれないし、そうでもないかもしれない。
既にIT業界が冬の時代になって久しいが、業界の再編を伴う大きな変化が見舞う公算は大きそうだ。
そういう変化を感じるのは私だけだろうか。。。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130215/456523/ @nikkeibpITpro さんから
Kobo Touchは電子書籍リーダーなので、確かに読書用途に限られる。
ネットやゲームといった本来の目的と違った使い方をされるリスクは少ないけれど、やはりマンガばかり読んだりするものも中にはいるだろう。
昔、授業中に内職(別の教科の勉強をしたりすること)したりするとき教科書を 机に立てて隠れてコソコソというのがよくあったけれども、タブレット にいろ いろな書籍が入っていても外からはわからないから、何を読むか、どう使うか、 それは個人の自覚にかかっているということになる。
まずはハイテクな試みという以前に子供たちが早くも自主性を試されていると感じがする。
でも、そうこうするうちにインターネットを使った教材やあるいは授業などが出てくるにつれ、遅かれ早かれタブレット端末を全校生徒に配布し、教材として活用するケースも出てくると思う。
昨今新しい取り組みに意欲的な京都の有名私立・立命館の附属校である立命館宇治のことなので、まずは話題性といった感じもなくはない。
でも、その先に見据えるものはやはり確実にあるとみる。
機械オンチとか情報アレルギーとかいう人にはいまだによく遭遇するけれども、 今は確実にそうしたスキルが社会に出る必須条件となっている時代だ。
いざ就活を始める段になってPCやスマートフォンやタブレットを始めるなんていうことでは話にならない。
できるだけ早いうちから情報技術には親しんでおくことが教育の常識となれば、生徒が持つべきものは電子書籍リーダーだけではないことは明白だ。
この立命館宇治の話はこれから数年の変化を予測するのに充分なものがある。
しかしこの件が波及するのはIT立国なって華々しい未来だけではない。
ITの現場も大きく変わることだろう。
子供の頃からコンピュータに親しむ人たちが世に溢れ出せば、この業界の専門性はどこに存在するのだろう。
ちょっと難しいことをいえば顧客をうまく黙らせることもできたエンジニアが幅を利かせることはできるだろうか。
ややこしいロジックを考えることが誰にでもできて、分かりやすくパフォーマンスの足を引っ張らないコードを誰でも書けるとしたら、我々は今までのように仕事ができるだろうか。
特にビジネスロジックの多くの部分はこの業界の仕事からは消えていく流れになると思う。
それとともにIT技術者の必須スキルはより専門性を持ったものに変化していくはずで、これは既にある2つの極に収斂していくと思う。
まず、OSやハードウェアに近い部分、開発ツール、あるいはシステムの運用管理などのテクニカルな世界がひとつ。
このような世界は専門的な知識がなければ携わるのは難しい。実は文系出身の私としてはこの世界の話題についていくのに苦心する。下地が乏しいから だ。
そして、うってかわってシステムの立案や計画、コンサルティングなどの世界。
基本となるのはITの技術で、それを元にしているけれども、企業、社会、あるいは政治、経済の動向など、様々な要因を分析し判断する力がいる。こ のスキル も一朝一夕には身に付かないものだ。
おそらくこの両極にじわじわと分化していくのではないだろうか。
今いる場所がどうなのかはそれぞれ違うけれども、何年かあとに自分はこれ!と思える道を見つけておくと、比較的安心して暮らせるかもしれないし、そうでもないかもしれない。
既にIT業界が冬の時代になって久しいが、業界の再編を伴う大きな変化が見舞う公算は大きそうだ。
そういう変化を感じるのは私だけだろうか。。。