http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130212/455501/
Appleが開発していると噂の腕時計のようなウエアラブルデバイス。
このようなデバイスには夢があるだろうか。
メガネ型のウエアラブルデバイスは既にあったと思うが、少なくとも生活の場に現れているようには思わない。
つまり普及するには至らなかったということだ。
メガネにしても腕時計にしても身につけるデバイスという意味ではその性格はこ れらのデバイスの登場以来数百年変わっていない。
身に付けるという行為を通しての関係性は今なお同じ、またその基本的用途も同じということだ。
たとえば携帯電話がその革新性を主張しえたのは、電話というそもそも家などに 備え付けだったデバイスが持ち運び可能になったという変革にあったと 思う。
さらに時代を遡ればテレビというデバイスは劇場や映画館でしか体験できなかったエンターテイメントや情報へのアクセスを家にいながらにして体験できるという変革にこそ意義があった。
そうすると、身に付けるコンピュータといわれるデバイスたちはその元々持っている属性を超えていない時点で携帯電話やテレビとは違ったものにしかなり得ない。
ゆえに+αの付加価値によって自らの存在をアピールするしかないと思うのだ。
しかもそれらのデバイスは小さく、これまでの情報端末のように何らかの情報を表示したりするには不得手なはずだ。
しかし、逆に小さいからこそ出来ることもあるかもしれない。
ありきたりだが、ゲーム端末とか、体温、脈拍、血圧などを測定するとか、ネットワークに繋がった家電を操作するための端末とか、あるいは家や車のキーに なるとか、ガイガーカウンターになるとか、そのような用途にはまず向いていると思う。
残念ながらその道のプロではない私には、誰もを魅了するような付加価値は考えつかないし、またそれを製品化することが可能なのかどうかもわからない。
Appleのことだから、とんでもないものを時計デバイスとして転換して新しい製品と市場を創造するほどのインパクトを持った製品が現れることを 期待するのもあながち当て外れではない。
この噂が信憑性のあるものかどうか、個人的には注目したいところだ。
個人的には、超小型のルータになるとか翻訳機になるとか、そんなのが面白いと思うがそれではあまりに夢がないかな。。。