ミャンマー、企業が直面する軍事政権の負の遺産
記事にミャンマーには高等教育がほとんどないとある。
ITの労働市場としてミャンマーを育てていこうとするならば、まずは希少な人材を通じての人材育成、それから留学や就業での先進国からの技術習得
などがまず必要で、政府やODAなどのテコ入れで教育機関の整備をしていくのはさらに先になるだろう。
このように、この国でのIT産業の勃興をみるには人材の育成のハードルが何重にか存在するということを意味している。
また、市場で十分な信頼を得られるレベルになるまでには時間がかかるだろう。
これらのことを考えていくと、この”人”というIT事業の重要な資産はどういうものなのだろうと頭をかかえてしまう。
常にこの資産は一人あたり幾らという計算対象になるが、その価値は様々だ。
とにかく安ければより需要があるかといえば、そう単純にいかないケースもある。
人には、「安かろう悪かろう」というリスクを忌避する心理があるから、逆に少し高くても実績がある方を選んだりする。
しかし、品質にリスクがあってもいいというユーザがいて始めて力量のレベルが上がっていく。
この間品質的には問題のあるものが市場に出るかもしれないが、それを経てしか成長できないのだ。
しかし、価格が安くても高くてもその実体は人であり、実のところ能力にそう大きな差があるわけではない。
要するに経験値が違うのだ。
「安かろう悪かろう」の時代をへて経験値が高まり、ようやく品質の評価も上がってくると、もうその頃には別の新しいIT参入国が立ち上がっている。
ミャンマーの後は他のアジアの途上国になるのか、アフリカのどこかの国になるのかはわからないが、そこもまた同様に「安かろう悪かろう」からの勝負を挑んでくる。
こうして次々後発国に市場を譲っていくのだけれど、たとえばアフリカのどこかの国が出てきたらそれ以前に経験値の上がったミャンマーはその時どういう立場になるのだろうか。
途端に淘汰されていくのだろうか?
これらをすべて賄うにはIT先進国もまた十分に稼働するためにはIT産業の仕事はどんどん増えるしかないのだ。
しかし、現実にはそんな産業はこの世には存在せず必ず飽和状態が訪れる。
飽和状態になれば自然に淘汰される国や企業も出て、結局パイの大きさはある大きさに落ち着く。
問題はその時ステージを誰かが去らねばならないということだ。
この傾向は徐々に顕在化してくると思う。
ともかく新興国では急ピッチで事業を国の基幹産業にすべく様々な手をうってくるだろう。
その時点から投資するなど大きく関わる国ほど次の段階で享受できるメリットが変わってくる。
今はそういう冒険家のような投資家たちがゴールドラッシュよろしく殺到しつつある段階のようだ。
とりあえず10年後ぐらいが楽しみである。
記事にミャンマーには高等教育がほとんどないとある。
ITの労働市場としてミャンマーを育てていこうとするならば、まずは希少な人材を通じての人材育成、それから留学や就業での先進国からの技術習得
などがまず必要で、政府やODAなどのテコ入れで教育機関の整備をしていくのはさらに先になるだろう。
このように、この国でのIT産業の勃興をみるには人材の育成のハードルが何重にか存在するということを意味している。
また、市場で十分な信頼を得られるレベルになるまでには時間がかかるだろう。
これらのことを考えていくと、この”人”というIT事業の重要な資産はどういうものなのだろうと頭をかかえてしまう。
常にこの資産は一人あたり幾らという計算対象になるが、その価値は様々だ。
とにかく安ければより需要があるかといえば、そう単純にいかないケースもある。
人には、「安かろう悪かろう」というリスクを忌避する心理があるから、逆に少し高くても実績がある方を選んだりする。
しかし、品質にリスクがあってもいいというユーザがいて始めて力量のレベルが上がっていく。
この間品質的には問題のあるものが市場に出るかもしれないが、それを経てしか成長できないのだ。
しかし、価格が安くても高くてもその実体は人であり、実のところ能力にそう大きな差があるわけではない。
要するに経験値が違うのだ。
「安かろう悪かろう」の時代をへて経験値が高まり、ようやく品質の評価も上がってくると、もうその頃には別の新しいIT参入国が立ち上がっている。
ミャンマーの後は他のアジアの途上国になるのか、アフリカのどこかの国になるのかはわからないが、そこもまた同様に「安かろう悪かろう」からの勝負を挑んでくる。
こうして次々後発国に市場を譲っていくのだけれど、たとえばアフリカのどこかの国が出てきたらそれ以前に経験値の上がったミャンマーはその時どういう立場になるのだろうか。
途端に淘汰されていくのだろうか?
これらをすべて賄うにはIT先進国もまた十分に稼働するためにはIT産業の仕事はどんどん増えるしかないのだ。
しかし、現実にはそんな産業はこの世には存在せず必ず飽和状態が訪れる。
飽和状態になれば自然に淘汰される国や企業も出て、結局パイの大きさはある大きさに落ち着く。
問題はその時ステージを誰かが去らねばならないということだ。
この傾向は徐々に顕在化してくると思う。
ともかく新興国では急ピッチで事業を国の基幹産業にすべく様々な手をうってくるだろう。
その時点から投資するなど大きく関わる国ほど次の段階で享受できるメリットが変わってくる。
今はそういう冒険家のような投資家たちがゴールドラッシュよろしく殺到しつつある段階のようだ。
とりあえず10年後ぐらいが楽しみである。