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オグ・マンディーノの'91の著作 「12番目の天使」
何気に手にとって、一気に読んでしまった。
そして、泣いた。
ネタバレになるので、ストーリーについては触れない。
生きていくことが辛いと思う時がある。
自分ばかりが損をしている、自分が嫌だ、まわりから疎外されているって感じること、誰しも経験があるだろう。
人生という、この行き先の分からないバスから降りてしまおうかと思う時がある。
降りてどうするんだとか、もう考えられない。そんな状況だ。
でも、待ってほしい。
どんな状況であっても人生を降りてしまったらそこで終わりなのだ。
どんな困難な事情があるのかは個人それぞれに違うけど、人生の重みはみんな同じ。
あるいは突き詰めれば困難なんてないかもしれない。
あなたがもしそうした困難に直面してると感じたら、人の助けを借りてでもそれが本当に対処できないほどの困難なのか整理してみるとよい。
自分が思っているよりそれはシンプルなことであるかもしれないのだ。
だとしたら、余計なエネルギーを使って人生を台無しにしているのに等しいとは思わないか。
自分の身の回りで起こる様々なこと、面倒と感じることなども誰しも生きていく上では皆無ではない。
でも、それに煩わされて、人生の貴重な時間を無駄にするのはもったいない。
だって人生は一度しかないのだから。
いいものを見て、感じて、手に取ってそして豊かに生きていくのが、本当の人生の過ごし方なのではないかと私は考える。
せっかくバスに乗る以上は、有意義に過ごすべきだ。
他人と同じ料金で乗っているなら、長い距離を面白く乗った方が断然得だ。
だから、諦めずに生きていこう、と思うのだ。
「あの少年」のように、だ。
この本はそう思うきっかけになるものだ。
物語としてもよくできている著作なので、知らない人は騙されたと思って読むべしだ。
もちろん人生に何の問題も感じていないという人も、十分感動するはず。
もし人前で涙が出てしまっても自己責任ということで。。。