「大規模サイバー攻撃は中国人民解放軍61398部隊が関与」、米セキュリティ会社が報告書公開
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130220/457341/ @nikkeibpITproさんから
なんとも物騒な話だ。
本当だとすれば国家ぐるみのテロ行為ということになり、この中国という国はサイバー世界からは締め出されても文句がいえない。
こうした行為がどこの国においても歓迎されないのは当たり前で、実際迷惑どころではないのは事実だと思う。
しかし、だ。
どうも誰かの意志なのか、好き放題にさせて放置しているようにはみえないだろうか。
中国のハッカーたちが2006年から数百テラバイト、141件ものデータを盗んだということは盗られた側の誇張もあると考えるのが真っ当。
実際は戦略的に相手を撹乱するためのデータあるいはマルウェアなどを掴ませているというのが実態ではないかと私は考える。
これらのサイバー兵器は普段は大人しくどこかのサーバのストレージにおさまっている。
しかし、もし何か非常事態が起きたときに何かが起こる可能性はおおいにある。
そうしたものを作ることはその道の専門家にとってはもちろん不可能なことではない。
そして相手の懐に入って肝心の時に相手の動きを麻痺させてくれる病原菌を作ってばらまくのに、大きな木馬など作る必要もない。
相手が一生懸命取りにきてくれているならこれは好都合、手間が省けるというわけだ。
こういう構図が見え隠れしているように思えてならない。
実際、現代の兵器は空母や戦闘機やミサイルではない。
システムの破壊が何よりの被害損失となりうる今、サイバー攻撃が一番の兵器になりうる。
中国が軍隊を使ってこうした行為を積極的に行うのはその何よりの証拠だ。
この被害者だと主張するアメリカはじめ先進国の側もその裏側で戦略的に相手にいろいろなものを掴ませるべく待ち構えているのに間違いない。
そうした空中戦の真っ只中で我々は暮らしている。
暗澹たる気分だ。
個人的にはセキュリティ面でも多くのメリットがあるIPV6へ早く移行することがこうした脅威から逃れる唯一の方法ではないかと思う。
しかし、それを阻んでいるのも同じものなのかもしれない。