http://www.asahi.com/international/update/0219/TKY201102190309.html
先のチュニジア、エジプトで起こった事がイラクやリビアに飛び火しているが、いよいよ中国でも起こりつつある。
お隣の一党独裁国家がどのようにこの件に対処するか、注目だ。
「XXの陰謀だ!」といういつもの作戦が通用しないと思うが、やっぱりやるのだろうか。
ニュースで、また「小日本」のプラカードとか見るのかもしれない。
この一連の政権打倒にはSNSが大きな働きをしたと話題になっているし、たしかにそういう時代だなと感じるところは大きい。
しかし、個人と個人をつなぐSNS いわば口コミの延長なのだけれど、これが政権にとってそんなに大きな脅威なのだろうか。
誰でもが簡単に仲間入りできて、意見を述べたり共有したり...。
誰かがつぶやきを書き込んだら、それが一瞬にして世界中を駆け巡るとか、確かにちょっと前までは考えられなかったスピード感ではある。
しかし仕掛けとしては単純なもので、およそ一国の政治を担う面々が戦々恐々としなくても対抗策の2つや3つはすぐに出そうなものだと思う。
何がそんなに怖いのか。
要はSNS、しいてはネット世界の「得体の知れなさ」という事なのかもしれない。
近年ものすごい勢いで広がったものの、その実未完成な仮想社会でもあるわけで、この先どのように変化していくか予測がつきにくい。
また、新しいものが次々と登場するこの世界では変化の速度が恐ろしく速いというのがあるのかもしれない。
インターネットが注目されてからというもの、その存在はコンピュータを操る特殊な世界の住人からコンピュータと無縁の一般の生活を送る多くの人に浸透するという歴史を展開している。
今やPCなどはコミュニケーションにとっては不要で、スマートフォンがあればなんでもできる。
今後どんなデバイスが登場してネット社会が人々にとっての必需品としての価値を向上するのか、数ヶ月先はいいとしても数年単位ではもう誰にもわからない。
このことが非常に彼らにとって不気味なのではないかと考える。